今回は、私の地元岐阜県関市で行われている『小瀬鵜飼』をご紹介します。
あなたは、実際に鵜飼の様子ってご覧になったことありますか?
なかなか鵜飼って身近ではないかもしれませんね。
ウン十年前学生だったころ、私の通学バス路線は鵜飼が行われている長良川沿いの堤防道路でした。
なので学生時代は鵜飼期間中毎晩バスの中からかがり火をながめていたんですよ。
地元ということもあって小中学校でも鵜飼の流れって教えてもらっていたんですよね。
だからやってることは十分理解している…つもりでした。
ところが!
実際に観覧船に乗って体験してみたら予想外の大感動だったのです。
鵜飼がどんなにすばらしかったかをくわしくお伝えしますね。
ぜひ最後までお読みくださ~い。
小瀬鵜飼に乗船してみた感想!
小瀬鵜飼が行われているのは岐阜県関市小瀬の長良川です。
ここからは私の小瀬鵜飼初めての乗船体験での感想をお話しますね。
今回はお友だちとふたりでの参加です。
まずは車で専用駐車場まで行きました。
乗合観覧船に乗ってワクワク
駐車場から乗船場の前にある小瀬遊船事務所までは狭い道を歩きます。
途中で鵜匠さんの家の横を通ると塀の隙間から鵜がいるらしい気配が…。
まだ日は明るいのですが、がぜん気分が上がってきました。
事務所で受付を終えると観覧船の待つ乗船場へ向かいますね。
地元とはいえ初めての場所は緊張してドキドキしちゃいました。
個人申し込みの観覧船は乗合です。
他のお客さんたちと一緒に乗り込みますね。
今日のお仲間のみなさんは20名ほどでした。
「よろしくお願いします。」とまずはみなさんともごあいさつ。
お話ししてみると遠方からの観光客の方も多いんですよ。
オゼウカイって案外ユウメイなんですね。
地元民にはびっくりです。
だんだん日が暮れてくると雰囲気も出てきました。
写真のように観覧船の中は提灯の灯りがゆらゆらしています↓
とってもいい雰囲気ですよ。
全員が乗り込むと船頭さんがゆっくりと船をスタートさせます。
動き出すと、船の中には風がそおっと吹いてきました。
蒸し暑い岐阜の夏ですが船の上はさわやかないい気分!
私もワクワクしてきちゃいましたよ。
鵜飼前には鵜匠さんの説明に笑笑
乗船場を出ると船は鵜飼をスタートさせる上流へと進みます。
途中でもう一か所の乗船場である関観光ホテル前でもお客さんを乗せました。
ここで烏帽子と腰ミノ姿の鵜匠さんが観覧船に乗船!
小瀬鵜飼についてのアレコレを教えてくれます。
そのお姿は格式高く気難しい職人風情の鵜匠さん。
私はちょっと緊張気味にお耳を傾けたんですが、お話が始まるとこれがまたびっくりするくらいフレンドリーなんですよ!
わかりやすい言葉で装束や鵜、鵜飼の説明をしてくださいます。
鵜匠さんしか知らない小瀬鵜飼耳寄り情報にワクワクがとまりません。
一言も漏らさず聞きたいと真面目に聞いていると…
ちょいちょい挟み込まれるオヤジギャグ!
感心して聞き入っているとジョークだったり…
ぜんぜん飽きさせない鵜匠さんのトークで船の上は笑笑笑
気がついたらまわりは真っ暗になっていよいよ小瀬鵜飼がスタートです!
間近で見る鵜や鵜匠さんとの素晴らしいコンビネーションにワクワク
鵜舟が観覧船とほぼ並走する状態でさあスタート。
えっ!こんなに近く!
想像していた以上に近い距離で鵜飼が始まりま~す。
観覧船から撮影した実際の小瀬鵜飼の様子です↓
鵜のお顔がわかるほど近いでしょう!
思わず鵜に触ろうと手が伸びてしまいそうでした。
じっくり見ていると、どの鵜もどの鵜も魚を捕まえるまで何度もなんども潜るんですよ。
とってもいじらしくって愛おしくって…
ついつい私から魚をあげたくなっちゃいました。
(それじゃあ鵜飼にならないんだけど)
がんばった鵜たちが鵜舟に戻ると鵜匠さんは鮎を口から回収です。
そしてまた鵜匠さんの合図で鵜は川へ。
この繰り返しがワクワクドキドキを繰り返させてくれるんですね。
ゆっくり川を下り乗船場まで戻るとついに終了です。
船頭さんがとってもやさしく船を岸に着けてくれましたよ。
鵜匠さんやがんばってくれた鵜たちにもお礼を言ってお別れです。
知らないうちにタイムスリップしていたみたいな気分でした。
下船と同時に現代に逆戻りです。
小瀬鵜飼の感動できる見どころ
とっても楽しい体験となった小瀬鵜飼ですが、鵜飼そのものは日本全国各地で行われていますよね。
ここからは他の地域とは違う小瀬鵜飼ならではの見どころをご紹介しますね。
長良川鵜飼とは違う臨場感
岐阜県ではもう一か所岐阜市でも長良川鵜飼が行われています。
長良川鵜飼の方が断然有名ですよね。
聞いたことがある方も多いんじゃないでしょうか?
小瀬鵜飼と長良川鵜飼の大きな違い。
それは鵜飼の規模。
小瀬鵜飼は小規模なんです。
そのためメリットはこちら↓
- 川幅が狭く一緒に進む船の数も少ない
- 鵜舟と観覧船がすっごく近づける
- 手を伸ばしたら届く距離で鵜が見れる
観覧船から手を伸ばしたら届く距離で鵜を見ることができるなんてとっても魅力的ですよね!
『鵜がいま鮎を飲んだ!』
そんな瞬間こそ真近で見られるのってうれしいですよね!
小瀬鵜飼をおすすめしちゃう感動するポイントで~す!
小瀬鵜飼ならではのロケーションに感動
小瀬鵜飼の行われる小瀬河畔って周りには何もなく
- キラキラ明るい飲食店
- 車がバンバン走る堤防道路
などの街の灯りが一切目に入りません。
真っ暗なんです!本当に!!
実際の様子はこちらです。見てください↓
「かがり火」しか光っていませんよね。
だからこそ鵜飼の世界にどっぷりつかることができるんですね。
かがり火だけがキラキラ照らす中で鵜たちが元気よく泳いだり潜ったり。
この姿がまた愛らしくてすてきです。
鵜飼だけに集中して日常から離れた雰囲気を味わえる!
これは小瀬鵜飼ならではの魅力的な感動するポイントですよ。
見事な操船に感動
この日乗船場まで帰ってきて大変なことに気がつきました。
長良川の水がないんです!
観覧船を岸に寄せるため船頭さんが船から降りて観覧船を引きました。
するとその時の水面はなんと船頭さんの膝のはるか下。
お聞きすると雨不足が続いているため川は全体的に水がなかったとのこと。
つい先程まで鵜が潜っていた付近でもです。
そんな事をみじんも感じさせない船頭さんの船捌き!
お見事で~す!と操船に感動しました!!
小瀬鵜飼をもっと楽しむ方法
ここからは小瀬鵜飼をさらに楽しむための方法を4つご紹介しますね。
観覧船でお弁当
鵜飼が始まる前に観覧船で小瀬鵜飼オリジナルなお弁当がいただけるんですよ。
小瀬鵜飼では乗船予約の際にお弁当を予約しておくことができるんです。
よそでは食べられないオリジナルお弁当、私もお願いしちゃいました。
メニューはもちろん鮎をチョイス!
アルコールもOKなんですよ。
【鵜飼弁当の詳細】
- お弁当 2,300円、1,700円
- お子様用 1,100円
- フレンチ弁当 3,500円
それぞれお茶一本サービス
船の上でお食事なんてまるで平安貴族?味わえますよ。
そんな気分をぜひ楽しんでみてくださいね。
下船後も楽しいイベントが
小瀬鵜飼では下船後になんと!鵜匠さん家にご招待してくれるんですよ。
何があるのか行ってみると…
鵜がお家に帰るところだったんです!
鵜飼の後に鵜たちがお家でご飯をもらう様子を見せていただけました。
鵜たちは一年中鵜匠さんのお家で一緒に暮らしています。
(もちろん鵜専用のお部屋ですよ)
毎日欠かさずお世話をして鵜と信頼関係を作っていく。
鵜匠さんの大変な生活の1コマが強く感じられますよね。
そんなジンとする瞬間でした。
浴衣で気分アガル!
せっかく非日常を味わえる小瀬鵜飼だもの。
おしゃれして出かけたくなりますよね?
私のおすすめはもちろん浴衣です!
小瀬鵜飼のロケーションと船。
浴衣にピッタリです!!!
(乗船時下船時の足元はちょっと不安でしたが)
鵜匠さんや船頭さんとの2ショット写真も雰囲気バッチリでしたよ!
浴衣で小瀬鵜飼!ぜひおすすめです。
小瀬鵜飼では花火もアガル
小瀬鵜飼では花火のあがる日があるんですよ。
- 鵜飼開きの5/11
- 鵜飼じまいの10/15
毎年必ずあがるのはこの2日。
この日には小瀬鵜飼をやっている川原から離れた所まで花火の音が響いてきます。
『あぁ今年も小瀬鵜飼の季節がはじまったんだなあ』
『あぁもう小瀬鵜飼も終わって秋が来るんだなあ』
と感じさせてくれる合図の花火なんですよね。
地元民しみじみできる一コマです。
まとめ
真っ暗な長良川で行われる小瀬鵜飼を真近くで体験してみると、鵜と鵜匠さんの強いきずながあるおかげで見ることができる息の合った姿をじっくりと感じることができました。
小瀬鵜飼には、観覧船に乗船してこそ得られる感動がたくさんあるんですよね。
堤防からかがり火を見るだけではわからない事だらけでした。
ぜひ鵜匠さんや鵜の素晴らしい技を身近で見て、長良川でのかけがえのない夜の時間をお過ごしくださいね。
今回は小瀬鵜飼の
- 乗船体験の感想
- 感動の見どころ
- さらに楽しむ方法
についてご紹介しました。
料金は時期や人数によって異なります。
割引企画も随時ありますので公式ホームページから予約されるといいですよ。
小瀬鵜飼公式ホームページ | 関遊船株式会社 |
関遊船株式会社電話番号 | 0575-22-2506 |
小瀬鵜飼の場所はこちら↓↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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